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ファーウェイ幹部、米への引き渡し審理開始 カナダで

【ニューヨーク=高橋そら】中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)の米国への身柄送還をめぐる審理が20日、カナダで始まった。弁護団は同氏の早期釈放を要請しており、米国の起訴内容がカナダの法律上でも罪に当たるかが焦点となる。

保釈中の孟氏は水玉模様の黒いワンピース姿で出廷した。今回の審理は20日から5日間かけて、同氏の米国での起訴内容がカナダの国内法でも罪に当たるかを検討する。

米国は2019年、イランとの違法な金融取引について銀行などに虚偽の説明をしたとして詐欺などの罪で孟氏を起訴し、カナダに送還要請を正式送付した。孟氏の弁護団は「この問題は米国のイラン制裁への違反に基づいている。この制裁はカナダが拒んだものだ」と主張した。カナダはイランに対して米国と同等の制裁は科しておらず、犯罪には当たらないと訴えた。判事がカナダでは罪に当たらないと判断すれば、同氏の釈放が認められる可能性もある。

孟氏は18年12月、バンクーバーの空港で米国の要請を受けたカナダ当局に拘束された。同氏の弁護団は、拘束の際のカナダ当局の対応は適切ではなかったと主張。逮捕の理由や弁護士を呼ぶ権利について説明がなく「憲法上の権利の侵害があった」と訴えた。当時の対応が適切でなかったと認められた場合、引き渡し審理が中止されたり、米国側が提出した証拠の一部が使えなくなったりする可能性がある。

身柄の引き渡しをめぐる審理は今秋まで数回に分けて行われる予定。上訴も可能なため、過去の審理では「確定まで1年以上かかった例もある」(米法律事務所のブライアン・ジェイコブス弁護士)。

ファーウェイのカナダ法人は20日、ツイッター上で声明を発表し「カナダの司法制度が孟氏の無実を証明すると信じている」と述べた。

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