鳥居薬品、純利益24倍 19年12月期
日本たばこ産業(JT)子会社の鳥居薬品は20日、2019年12月期の単独税引き利益が前の期比24倍の273億円になったと発表した。従来予想は22倍の257億円だった。繰り延べ税金資産の計上で法人税負担が減少する。
前期はJTが米製薬大手のギリアド・サイエンシズと抗エイズウイルス(HIV)薬の開発・販売契約を解消。販売を担っていた鳥居薬は譲渡益406億円を計上し純利益の水準が切り上がっている。
売上高は31%減の429億円と従来予想から2億円上振れた。スギ花粉症治療薬「シダキュア」の販売が好調だった。
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