個人価値売買の「VALU」、3月末サービス終了へ

2020/1/20 15:40
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暗号資産(仮想通貨)を使って「個人の価値」を売買するSNS(交流サイト)、「VALU」を運営するVALU(東京・渋谷)は3月末でサービスを終了すると発表した。「VA」と呼ぶ独自トークンの売買は3月2日で停止する。利用者から預かる仮想通貨は3月末までに返却を進める。

独自トークン「VA」の売買は3月に停止する

VALUでは個人が自分の価値をVAと呼ぶ単位で売り出し、その個人を応援したい人がビットコインで購入する。VAは転売可能で、価格は発行者の人気によって株価のように日々変動する仕組み。2017年にベータ版を公開し、運営を続けてきた。

VAの売買は3月2日の午後1時に終了する。サービス終了に伴い、VALUにビットコインの残高がある利用者は預けているビットコインを引き出す申請が必要になる。現在、VAが使えるのはVALU上のみだ。売買停止後、発行済みのVAは誰でも参加できる「パブリック型」のブロックチェーン上に移管されるか、そのまま消滅することになる。

同社はサービス終了の理由について「仮想通貨を巡る規制の強化に対応できなかったため」と説明している。4月に施行予定の改正資金決済法では、VALUのように仮想通貨を管理する企業にも仮想通貨交換業者と同様の規制が課せられる。金融庁への登録や内部管理体制の整備などが新たに必要になる。

同社は「規制に対応するべく検討を進めてきたが、力及ばず業務を断念することになった」と説明している。

同社は16年に設立されたスタートアップ。19年1月に、ベンチャーキャピタル(VC)のグローバル・ブレインから5億円を調達している。会社は存続し、20年4月以降は事業を大きく転換するという。

(山田遼太郎)

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