金関連投信に関心じわり 相場波乱に備える選択肢
QUICK資産運用研究所 清家武

投信調査隊
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2020/1/22 3:00
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金の現物は希少性が高いが、投資信託などを通じて金価格に連動した運用はしやすくなっている(写真はイメージ)=PIXTA

金の現物は希少性が高いが、投資信託などを通じて金価格に連動した運用はしやすくなっている(写真はイメージ)=PIXTA

金関連の投資信託にじわりと関心が集まっている。世界景気の減速懸念や地政学リスクへの警戒感から安全資産としての金の特徴が注目されて金価格が高値圏で推移し、金関連投信の運用成績も堅調なためだ。2020年の金融市場は先行き不透明感が拭えないことから、金関連投信は資産分散先の選択肢として存在感が高まりそうだ。

■金相場は約7年ぶりの高値圏

国内公募投信のうち金関連投信の資金流出入額をみると、19年12月は約42億円と4カ月連続で流入超となった。17年1月以来およそ2年10カ月ぶりの高水準だった11月とほぼ同じ額で、関心を持つ投資家が増えていることがうかがえる。大きな理由として挙げられるのが金価格が上昇していることだろう。

ニューヨーク金先物価格は18年半ばから上昇基調に転じ、20年1月初めに一時1トロイオンス1600ドルを上回る約7年ぶりの高値となった。上昇が加速したのは米国が「対中制裁関税第4弾」の方針を打ち出したのをきっかけに世界景気の減速懸念が強まったほか、年明け以降は米国・イラン関係が緊迫したためだ。投資家のリスク回避の動きが広がり、株式とは逆の値動きをする傾向のある金に投資資金が集まった。米国など主要国の金利が低下傾向にあることも金相場の追い風となっている。

金価格の上昇とともに金関連投信の値上がりも拡大している。金関連投信には大きく分けて2つの種類がある。1つは金の先物やETF(上場投資信託)、連動証券などに投資する「金価格連動投信」で、金価格との連動性が高い。もう1つは金の採掘や精錬などを手掛ける企業の株式に投資する「金鉱株投信」。カナダ、オーストラリア、米国などの金鉱企業を組み入れている。こうした企業の株価は金相場に連動する傾向があり、金価格の上昇・下落幅に比べ大きく動きやすい。

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