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前田建設、前田道路にTOB 「親子」で異例の対立

記者会見する前田建設工業の前田操治社長(右)(20日、東証)

準大手ゼネコンの前田建設工業は20日、持ち株比率で24%強を保有する前田道路を連結子会社にする方針を発表した。TOB(株式公開買い付け)で出資比率を51%に引き上げる。取得額は861億円の見通し。一方で前田道路は同日、前田建設が所有する株式を全て取得して資本提携を解消する方針を示し、対抗姿勢を明確にした。「親子上場」する両社が対立する異例の展開となる。

前田建設は前田道路の筆頭株主で、前田道路を持ち分法適用会社にしている。前田道路株のTOB価格は1株3950円。前週末17日終値を5割上回る。買い付け期間は1月21日から3月4日まで、買い付けの上限は2181万1300株と発行済み株式数の51%までを上限とする。子会社化を通じ、道路舗装事業の強化をめざす。自治体からインフラの運営を受託する「コンセッション事業」を拡大している。愛知県では有料道路の運営が好調で、同様の事業を増やす。

一方で前田道路は前田建設が保有する自社株すべてを買い取り、資本提携を解消する提案を決議したと発表した。資本提携解消の理由について「事業のシナジーが見込めないほか、経営の独立性を確保するため」と説明している。発表を受けて2社の株価はいずれも上昇した。

「親子」で上場する国内企業は多いだけに、波紋を呼びそうだ。

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