イラン、飛行記録引き渡し「未決定」 旅客機撃墜

2020/1/20 6:36
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【ドバイ=小川知世】イランによるウクライナ機撃墜で、イランの事故調査当局者は19日、回収したフライトレコーダー(飛行記録)を外国に引き渡すかは決めていないと明らかにした。国営イラン通信が伝えた。18日にはイランのタスニム通信が同じ人物の発言として、記録をウクライナに送ると報じていた。内容が食い違っており、当局内でも対応方針が割れている可能性がある。

イランによる撃墜で犠牲になったウクライナ国民の遺体が同国に到着した(19日、キエフ郊外)=大統領府提供・ロイター

ウクライナ当局は19日、飛行記録の引き渡しを巡り、イランと「複雑で緊張した交渉が続いている」と声明を出した。犠牲者が出たカナダなどは透明性が高い国際捜査による究明を訴え、ウクライナやフランスでの記録解析を要請している。

撃墜では乗客乗員176人が死亡した。イランは墜落の3日後に撃墜を認めたが、誤射の原因や発射したミサイルの数など説明に疑問点が残る。捜査で異なる事実が明らかになれば、イラン政府への不信感が内外で強まりかねない。同国は捜査に全面協力する姿勢を示しているものの、記録引き渡しに慎重な意見が残っているとみられる。

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