ウクライナ首相が辞任騒動、大統領批判の音声流出で

2020/1/18 1:02 (2020/1/18 6:01更新)
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ゼレンスキー大統領(左)は辞意を表明したホンチャルク首相を慰留した(17日、キエフ)=ウクライナ大統領府提供・AP

ゼレンスキー大統領(左)は辞意を表明したホンチャルク首相を慰留した(17日、キエフ)=ウクライナ大統領府提供・AP

【モスクワ=小川知世】タレント出身のゼレンスキー大統領が2019年に就任したウクライナで、政治スキャンダルが波紋を広げている。ホンチャルク首相のものとされる大統領の経験不足を批判する内容の音声が流出し、ホンチャルク氏が17日に辞意を表明した。ゼレンスキー氏が慰留して内閣総辞職は回避したものの、内政の混乱を印象づける形となった。

インタファクス通信などによると、問題の音声は15日にインターネット上に投稿された。閣僚と会話中のホンチャルク氏とみられる声で「経済では素人だ」とゼレンスキー氏を皮肉る発言があった。ホンチャルク氏は内政を不安定化させるために流された虚偽の情報だと否定したものの、ゼレンスキー氏に辞表を提出する騒動に発展した。

ゼレンスキー氏は17日にホンチャルク氏と会談し、「チャンスを与える」と辞職を引き留めた。「今は国を弱体化させる時ではない」と述べ、ロシアとの対立や経済再建など内外に課題を抱える政権への打撃を避けたい思いもにじませた。辞意が潔白を強調するパフォーマンスだったとの見方もあり、流出問題が尾を引けば、今後の政権運営に響く可能性もある。

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