ANAがヴァージン・オーストラリアと包括提携

2020/1/17 20:21
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全日本空輸(ANA)とオーストラリアの大手フルサービスキャリア、ヴァージン・オーストラリアは17日、共同運航(コードシェア)の開始などで包括提携を結んだ。まず30日から豪州国内線でコードシェアを開始する。ANAは豪州国内線の利便性を高め、日豪路線で高いシェアを持つ豪カンタス航空や同社と協業する日本航空(JAL)に挑む。

調印式に出席したANAの藤村修一取締役(写真中央右)とヴァージン・オーストラリアのジョン・マクラウドチーフ・コマーシャル・オフィサー(17日、東京都港区)

30日からコードシェアが始まるのはシドニー―メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズ、アデレード、キャンベラの6路線。さらに今春以降羽田―シドニーや成田―パース、羽田―ブリスベンなど国際線にもコードシェアの対象路線を広げる。また、マイルなども提携する。

両社は17日、東京都内で包括提携の調印式を開いた。出席したANAの藤村修一取締役はオーストラリアについて「かつては新婚旅行で行く方が多かったが、今は資源ビジネスにとって重要な市場」とした上で「提携で国内の各地の移動をシームレスにカバーできるようになった」と意義を強調した。

ヴァージン・オーストラリアは豪州の大手フルサービスキャリアで、豪州国内線で首位のカンタス(4割)に次ぐ約3割のシェアを持つ。

ANAは19年に成田―パース線を開設、3月の羽田空港国際線発着枠拡大で羽田―シドニー線の1日2便への増便を計画するなど豪州路線を強化している。ただ、豪州国内にパートナーの航空会社がなく、乗り継ぎの利便性でカンタス航空と提携するJALに後れを取っていた。

ヴァージン・オーストラリアは羽田―ブリスベン線を開設し日豪路線に参入することを決定しており、今回の提携に結びついた。日豪間の旅客数は増加傾向にあり、好調な市場を巡るANA・ヴァージン、JAL・カンタス両陣営の競争はさらに激しくなっていきそうだ。

(井沢真志)

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