国交省、他省庁のリニア協議参加拒否 有識者会議を提案

2020/1/17 19:21
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リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事を巡り、静岡県がJR東海、国との協議の枠組みに環境省や農林水産省などを加えるべきだと要望していたのに対し、国土交通省は17日、「(制度上の接点がない省庁を当事者として加えることは)理解できない」と拒否した。一方、科学的な議論は必要だとして、国交省が主催する有識者会議の設置を提案した。

国交省が静岡県庁で難波副知事に回答書を手渡した(17日)

国交省の江口秀二技術審議官が同日、静岡県庁の難波喬司副知事を訪ね、回答書を手渡した。一連の議論について「トンネル湧水の全量の戻し方」「地下水への影響」の2点について精査が必要だと指摘した。他省庁の参加を拒否したうえで「必要に応じて国交省が関係省庁の知見を活用することも検討したい」とした。

さらにトンネル工学や水文学の分野の専門家などからなる会議を国交省内に新設し、議論を検証することを提案した。

難波副知事は「形の上では我々が求めていた内容とは異なる」としつつも「県の意見も聞くということで多様な意見を受け入れる体制になっていれば第三者的な評価はありえる」とした。

また回答書を関係市町に送り、20日に大井川流域10市町の首長と議論する意向も示した。

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