atta、3億円調達 マーケティング強化

ビッグデータと人工知能(AI)を活用した旅行アプリ「atta」を運営するatta(東京・荒川)は第三者割当増資で約3億円を調達した。サンエイトインベストメント(東京・港)や三生キャピタル(東京・江東)、名古屋テレビ・ベンチャーズ(名古屋市)、マイナビ(東京・千代田)、三菱UFJキャピタル(東京・中央)、三井不動産などが引き受けた。
今回の調達は事業開発段階の「シリーズA」にあたる。調達した資金で日本と東南アジアでのマーケティングを強化するほか、エンジニアを採用してサービス開発を進める。
attaは2018年3月に創業し、19年7月にサービスを開始した。宿泊施設や航空券の料金について、需給の状況や料金変動の傾向をAIで解析する。検索時点での最安値が今後さらに値下がりする確率を提示するサービスを日本語と英語で提供する。
世界の4400空港を発着する飛行機の航空券や約220カ国にある約230万の宿泊施設を分析する。登録した宿泊施設や航空券の価格が下がったらスマートフォンにお知らせが届くように設定することもできる。
(山田彩未)
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