小泉環境相、男児誕生 「育休当たり前に」

小泉進次郎環境相は17日の閣議後の記者会見で、第1子の男児誕生を発表したうえで「公務最優先、危機管理万全で育児休暇の時間を確保する」と述べた。16日は環境省に数時間滞在する短時間勤務だったと紹介し「育休は既に始まった」と強調した。「閣僚の育休が当たり前の社会になるのを期待する」と話した。
小泉氏は副大臣への業務委任や短時間勤務を組み合わせ、第1子の誕生後3カ月で計2週間分の育児休暇をとると表明していた。環境省職員の標準の勤務時間は1日7時間45分で2週間分(14日分)は約110時間だ。「育休の時間の重ね方や働き方をどう共有するかは調整する」と話した。
菅義偉官房長官は17日の記者会見で「父親として育児に積極的に取り組んでいくのかなと思う」と述べた。政府は男性の国家公務員に1カ月以上の育休の取得を促す制度を2020年度に始める。加藤勝信厚生労働相は「影響のある人が自ら率先して育休を取り発信するのは育休の機運を高めていく」と話した。
自民党の二階俊博幹事長は「やむを得ないことではないか。現状に合うよう考え、足らざるところは努力していくのがよい」と語った。