新型肺炎患者、タイで2人目確認 武漢からの中国人観光客

【バンコク=村松洋兵】タイ保健省は17日、同国で2人目となる新型コロナウイルスによる肺炎患者を確認したと発表した。13日に中国の武漢市からバンコク近郊のスワンナプーム空港に到着した中国人観光客の女性(74)からウイルスを検出した。タイには春節(旧正月)に合わせた休暇で多くの中国人観光客が訪れるため、タイ政府は警戒を強めていた。
同省によると、女性は病院で手当てを受け、快方に向かっている。飛行機で女性の周辺に座っていた人への感染はない。
8日にタイで初めて確認された新型肺炎の患者との接触はなかった。
タイ政府は3日以降、主要4空港で武漢市から到着した旅行客の体調検査を実施している。16日までに計86便、1万3624人を検査した。
中国メディアによると、春節中の中国人観光客の訪問者数で上位3都市はバンコク、大阪、東京になる見通し。タイには年約1000万人の中国人が訪れる。

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