中国、売れ残りマンション投げ売り 含み損に抗議も
不動産低迷、19年GDP29年ぶり低水準
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中国の2019年の経済成長率は前年比6.1%となり、29年ぶりの低水準に沈んだ。一つの要因は不動産業の低迷だ。新築マンションが買った途端に値下がりし、巨額の含み損を抱える例が珍しくない。購入者による抗議運動が起きた天津市を訪れた。
天津市の中心部から車で1時間弱。1月初め、市北部の北辰区にあるマンションの建設現場は静まり返っていた。1月下旬の春節(旧正月)を前に作業員はすでに故郷に帰り、工事が再...
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