フィラデルフィア製造業景況感、8カ月ぶり高水準
【ワシントン=長沼亜紀】米フィラデルフィア連邦準備銀行が16日発表した1月の製造業景況指数は17.0で、前月から14.6ポイント上昇した。2019年5月以来8カ月ぶりの高水準で、ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(4.0程度)を大幅に上回った。

同調査は管轄地区内の約120の製造業者が対象。前の月より景況感が「改善した」との回答の比率が「悪化した」との回答比率を上回るとプラスになる。
個別項目のうち「新規受注」が18.2で7.1ポイント上昇したほか、「出荷」も23.4で7.7ポイント上昇した。雇用も19.3で2.5ポイント上昇し、貿易摩擦や海外経済の減速による低迷から持ち直す兆しを示した。