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KDDI、最上位プラン2割値下げ 楽天参入で囲い込み

KDDI(au)は16日、データ通信量に上限がない最上位の携帯料金プランを2割弱値下げする方針を固めた。家族割引などを適用しない単身者の月額料金を税別9150円から7千円台に下げる。楽天が4月に携帯電話事業に本格参入するのを控え、利用客の囲い込みにつなげる。他の携帯通信大手も追随する可能性がある。

携帯通信プラン「auデータMAXプランPro」を2月に値下げする。家族割引などを適用すると、同5980円から4千円台になる。同プランは次世代通信規格「5G」の普及を見据えて2019年に開始したもので、データの上限なしに利用できることが特徴。データの容量を気にせず動画配信サービスなどを使いたいヘビーユーザーの需要を取り込んでいた。

楽天は19年10月から利用者を東京23区や大阪市など一部地域の計5千人に限定した携帯電話の無料サービスを展開している。料金競争をけん引すると期待されていたが、基地局整備などの遅れで商用開始予定を4月に延期した。月額料金はまだ公表していないが、携帯各社は低価格の料金プランを警戒している。

楽天は東京23区や名古屋市、大阪市以外ではKDDIの通信設備をローミング(相互乗り入れ)で借りる契約を結んでいる。KDDIにローミングの接続料を支払う必要がある。このため、楽天はデータ上限なしの料金プランは投入しにくいとみられている。KDDIは値下げによりデータ容量を気にせず使いたい需要を取り込み、利用客の囲い込みにつなげたい考え。

他社も追随する可能性がある。最上位プランでは、NTTドコモがデータ量30ギガ(ギガは10億)バイトの「ギガホ」を展開。単身者の基本料金は月額税別7150円だ。ソフトバンクの50ギガバイトの「ウルトラギガモンスター+(プラス)」は同7480円で、動画やSNS(交流サイト)の通信量をカウントしないプランとして提供している。

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