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奈良のイチゴ新品種「珠姫」、1粒平均30グラム超

奈良県のイチゴの新品種「珠姫」。大粒が魅力だ

奈良県の農業研究開発センターが育成したイチゴの新品種が「珠姫(たまひめ)」の名前で店頭に並び始めた。1粒30グラム以上の果実の割合が7割を超すのが特徴で、甘みはさっぱりしている。県は新たなブランドとして打ち出す考えだ。

2014年度から試験栽培が始まり、現在は県内37生産者が栽培する。19年12月に農林水産省から品種登録の出願が公表されたことを受けて「珠姫」として出荷できるようになった。正式な品種登録までは2~4年程度かかる見通しという。

奈良県が開発したイチゴはこれまで「アスカルビー」と「古都華(ことか)」があるが、1粒の平均的な重さが20~25グラムなのに対し珠姫は33.6グラム。30グラム以上の比率も73%と高い。オレンジがかった赤色で、味は酸味が少なく甘みが際立つ。

奈良県農業協同組合(JAならけん)の「まほろばキッチンJR奈良駅前店」(奈良市)の店頭では昨年12月末、1粒ごとパックに入れて売られていたものもあった。たまごのような形と大きさが目を引く。

イチゴの新品種の開発は個人を含め各産地や研究機関で相次ぐ。珠姫は「他と違うもの」(県農業水産振興課)を狙ったといい、「インスタ映え」しそうなことからスイーツ店などでの人気が高まりそうだ。

奈良県は1960年代から80年まで作付面積ベースで全国3位のイチゴ産地だったが、2018年産は15位の105ヘクタール。急速に宅地化が進んだためで、収穫量も2320トンで19位。ただ現在も関西では有数の産地で、県内生産に限定している古都華は味の良さから高値で取引されることが多い。

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