伊藤忠、企業理念を「三方よし」に 28年ぶり改訂

2020/1/16 15:38
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伊藤忠商事は16日、4月1日から伊藤忠グループの企業理念を「三方よし」に改訂すると発表した。現在は1992年に策定した「豊かさを担う責任」で、28年ぶりの改訂となる。近江商人の経営哲学として有名な「売り手よし」、「買い手よし」、「世間よし」を理念とすることで商売の原点に立ち返る。世界で広がる「SDGs(持続可能な開発目標)」にも沿うものだとしている。

江戸から明治時代にかけて活躍した伊藤忠兵衛は伊藤忠商事と丸紅を創業した近江商人だ(滋賀県豊郷町の伊藤忠兵衛記念館)

江戸から明治時代にかけて活躍した伊藤忠兵衛は伊藤忠商事と丸紅を創業した近江商人だ(滋賀県豊郷町の伊藤忠兵衛記念館)

「三方よし」の精神は近江商人で創業者の伊藤忠兵衛も重視していた。広く知られている言葉を理念とすることで、社員が分かりやすく、共感しやすくなるとみている。

鈴木善久社長兼最高執行責任者(COO)は今年の年頭あいさつで約2000人の社員を前に「利益はもちろん、環境や社会にどれだけの価値を生み出しているかで企業価値が評価される時代になった。20年は三方よしの原点に立ち返る年にしたい」と話していた。理念改訂でそのメッセージをグループ全体にも広く伝える狙いがある。

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