科学技術政策目標 「達成」危うし 予算不足も指摘
科学技術基本法 初改正へ
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日本の科学技術政策の方針を示す新しい「科学技術基本計画」の検討が本格化する。2020年度までの現在の第5期計画は具体的な目標値を定めたのが特徴の一つだが、引用回数の多い注目論文の割合など多くの項目で達成は困難な見通しだ。目標設定の妥当性を含めた課題を検証し、21年度に始まる第6期計画をいかに実効性のあるものにできるかが問われる。
基本計画は今後10年程度の将来を見通し、科学技術政策の5年間の実行...