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領収書2枚、報酬額偽装か 河井案里氏の陣営

広島地検、指示系統捜査

自民党の河井克行前法相の妻、案里参院議員の昨年7月の参院選を巡る公選法違反事件で、案里氏陣営が選挙カーでアナウンスする車上運動員に日当を支払う際、各運動員名義で日付や名目が異なる領収書を2枚作成し、法定上限の1万5千円に収めたように見せ掛ける工作をした疑いがあることが16日、関係者への取材で分かった。

関係者によると、広島地検も2枚の領収書の存在を把握しているとみられる。地検は15日に夫妻の地元事務所、案里氏の秘書の自宅を家宅捜索しており、報酬支払いや領収書作成の指示系統を調べるもようだ。

参院選で十数人の車上運動員に上限の倍額に当たる3万円を支払った疑惑が浮上。一部の運動員は地検の任意聴取に対し、3万円を受け取ったと説明していることが判明している。

関係者によると、案里氏の陣営は「車上運動員報酬」名目のほかにも、「人件費」名目でそれぞれ日当1万5千円として領収書を作成していた。だが陣営が参院選後に広島県選挙管理委員会に提出した選挙運動費用収支報告書には、車上運動員報酬名目の支出のみが記載され、領収書が添付されていた。

人件費としての別支出を隠す意図があったとみられ、陣営の関係者が違法性を認識していた疑いがある。

車上運動員の疑惑が報じられ、克行氏は昨年10月末に法相を辞任した。夫妻とも2カ月以上、公の場に姿を見せなかったが、15日深夜になり東京都内で記者団の取材に応じた。夫妻はいずれも謝罪した上で議員辞職、自民党離党を否定した。

参院選の広島選挙区(改選数2)では、自民党が現職の溝手顕正氏と案里氏を擁立し、野党系無所属現職を含む激戦の中で溝手氏が落選した。〔共同〕

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