2019年、過去2番目の暑さ 世界の平均気温でWMO

ヨーロッパ
2020/1/16 3:31
保存
共有
印刷
その他

温暖化の影響で氷河が消え始めているという(スイス・チェルマット)=ロイター

温暖化の影響で氷河が消え始めているという(スイス・チェルマット)=ロイター

【ジュネーブ=共同】世界気象機関(WMO)は15日、2019年の世界の平均気温が観測史上2番目に高かったと発表した。15~19年の5年間、10~19年の10年間の平均気温はいずれも過去最高。10年間平均は1980年代以降、過去最高を更新し続けており、地球温暖化の進展を裏付けている。

WMOは昨年12月3日、国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)に合わせ、19年の平均気温が「観測史上2番目か3番目になる」と予測していた。過去最高は16年。19年は産業革命前と比較すると、1.1度上昇した。

気温の上昇が長年続いていることに伴い、大気中の熱を吸収する海洋にも影響が出ている。WMOによると19年の世界の海水温は過去最高となった。過去5年の各年の海水温も観測史上1~5位を占めている。

ターラスWMO事務局長は、現状のような温暖化ガス排出が続くと「今世紀末までに、産業革命前より3度から5度上昇することになる」として対策を要求。オーストラリアでの大規模森林火災に言及し「残念ながら今年も今後数十年間も異常気象に直面することになるとみられる」と危機感を表明した。

WMOによると、近代的な手法を用いた気温の観測は1850年に開始。1900年までの平均気温を、産業革命前の気温としている。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]