米中「第1段階合意」に署名 中国は輸入拡大や知財保護

トランプ政権
中国・台湾
北米
2020/1/16 3:05
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合意文書に署名し握手するトランプ米大統領(右)と中国の劉鶴副首相(15日、ワシントン)=ロイター

合意文書に署名し握手するトランプ米大統領(右)と中国の劉鶴副首相(15日、ワシントン)=ロイター

【ワシントン=鳳山太成】米中両政府は15日、貿易交渉を巡る「第1段階の合意」の文書に署名した。中国が対米輸入を増やしたり知的財産権の保護を強めたりする。米国は2018年7月以降に拡大してきた制裁関税の一部を初めて引き下げる。貿易戦争が一段と激化するリスクはひとまず遠のいたが、構造問題は手つかずで対立が収束する道筋はなお見えない。

トランプ米大統領と米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表、中国の劉鶴(リュウ・ハァ)副首相らがホワイトハウスで署名式に臨み、合意文書に署名した。

第1段階合意には(1)知財保護(2)技術移転の強要禁止(3)農産品の非関税障壁の削減(4)金融サービス市場の開放(5)通貨安誘導の抑止(6)輸入拡大(7)履行状況の検証――といった7項目を盛り込んだ。

中国は対米輸入を今後2年かけて計2千億ドル増やす。中国が約束を守らなければ、米国が関税を発動する紛争解決制度も盛り込んだ。

トランプ政権は合意を受け、19年9月に課した対中制裁関税「第4弾」の約1200億ドル(13兆円)分について、関税率を現行の15%から7.5%に引き下げる。30日後に実施する。ただ、18年にかけた2500億ドル分に対する25%の追加関税は維持する。

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