ドイツ、6年ぶり低成長 19年は0.6%

ヨーロッパ
2020/1/15 20:25
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【ベルリン=石川潤】ドイツ連邦統計庁は15日、2019年の実質経済成長率が0.6%にとどまったと発表した。18年の1.5%から大きく減速し、欧州債務危機の影響があった13年以来、6年ぶりの低水準となった。米中貿易戦争で世界的に保護主義的な傾向が強まる中、輸出の伸びの鈍化が原因だ。

ドイツ経済は10年連続のプラス成長だが、減速の度合いを強めている。家計や政府の最終消費や建設投資は好調だが、輸出の伸びが17年の4.9%、18年の2.1%から19年は0.9%に減速して全体を押し下げた。民間企業の設備投資にもブレーキがかかった。

サービスや建設は大きく伸びたが、建設を除く工業部門は「景気の停滞」(独連邦統計庁)に陥っている状況だ。特にこれまでドイツ経済を支えてきた自動車産業の落ち込みが全体の足を引っ張っている。

政府部門の黒字は498億ユーロ(約6兆円)だった。18年から約2割減少したものの、8年連続の黒字となった。メルケル政権は経済危機などのリスクが高まれば思い切った財政出動をすると約束しているが、今のところ慎重な構えを崩していない。ドイツ経済がさらに減速すれば、インフラ投資や減税などを求める声が高まるとみられる。

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