神戸製鋼、自動車用ドア4割軽く 鉄とアルミ融合

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2020/1/15 18:12
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神戸製鋼所は15日、鉄とアルミを使い、従来よりも4割軽い自動車のドアを開発したと発表した。強度の高い鋼板と軽量のアルミ材を組み合わせ、アルミだけを使う場合よりコストを抑えた。自動車の軽量化をめぐって鉄以外の採用が進むなか、強度や加工性との両立が課題となっている。JFEスチールなどは鉄の強度とコストの安さを生かして、ドアを軽くする技術の開発を進める。

神戸製鋼所が試作した自動車ドア

JFEスチールが公開した鉄と樹脂を組み合わせた試作品

神鋼は同日都内で開幕した「クルマの軽量化技術展」で、ドアの試作品を初めて公開した。重さは12キログラム弱で、鉄だけを使ったドアに比べて7キログラム軽い。

ドアのフレームに鋼板を使用。内部の「インナー」と呼ぶ部分には従来より3割以上薄くしたアルミを採用した。アルミは鉄に比べて重さは3分の1だが、コストが高い。開発したドアは鉄と組み合わせることで、軽量化にかかるコストを6割程度減らせるという。

現在、自動車の車体材料の多くは鉄だが、軽量化が求められるなかでアルミや樹脂などへの多様化が進む。一方で、アルミはコストや加工の難しさが課題となっている。

神鋼は国内の鉄鋼メーカーで唯一、鉄とアルミの両方を製造する。山口貢社長は同日、「さらなる軽量化のニーズに対応し、グループ一体で提案を進める」と話した。

他の鉄鋼大手もドアの軽量化に向けた技術開発を進めている。JFEスチールも同日、鋼板と繊維強化樹脂を組み合わせて、従来よりも強度が6割高く、1割以上軽いドアの開発品を公開した。日本製鉄は2019年1月に発表した自動車の軽量化技術で、鉄だけでも軽くできるドアを公開した。

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