群馬県、暑さに強いカイコを開発 7月から供給開始

2020/1/15 18:05
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群馬県は15日、蚕糸技術センター(前橋市)で開発したカイコの新品種の概要を発表した。日本種と中国種を交雑し、気温が35度を超える暑さでも健康に成育できるのが特徴。名称は「なつこ」とし、7月ごろから県内農家に供給を開始する。県内の養蚕農家の収益拡大につなげる考えだ。

新品種のカイコ「なつこ」

近年は夏に猛暑日が続き、県内農家ではカイコが成育不良になったり、繭の品質が低下したりするケースが増えているという。新品種開発は農家の要望を受け、2012年度から始めた。日本種原種「榛(しん)」と中国種原種「明(めい)」を交雑して開発した。

蚕糸技術センターは19年夏、前橋市の養蚕農家で新品種の飼育試験を実施。カイコが健康に成育する適温は23~28度とされるが、新品種は35度を超す猛暑日が続く環境下でも健康に育った。19年9月に9番目の「群馬オリジナル蚕品種」として認定した。

山本一太知事は「群馬の絹糸は世界に発信できる大事なコンテンツだ。(新品種開発を機に)改めて県の養蚕業をPRしていきたい」と話した。

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