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日本電産、高級SUV向け EV用駆動モーター量産へ

日本電産は15日、電気自動車(EV)用駆動モーターシステム「E-Axle(イーアクスル)」の大出力型を開発したと発表した。高級SUV向けで2023年から量産する。軽自動車タイプ用に小型低出力型も開発し、22年から量産する。既存の3種類と合わせて5種類の出力型をそろえ、様々な大きさのEVに対応する。

イーアクスルは内燃自動車のエンジンにあたるEV用駆動モーターとインバーター、減速機などを一体化したモジュール製品。高級SUV向けに出力を高めた最高出力200キロワット型と、軽自動車タイプのEVに使える小型低出力の同50キロワット型を新たに開発した。

高級SUV向けは同社が開発した全5種類のイーアクスルのうち最も出力が大きく、機器の配置を工夫してサイズの大型化を抑えた。欧州や北米のメーカーと受注に向けた話し合いを進めているという。小型タイプは最も出力を抑えており、冷却装置やギアの配置を見直して限られたスペースでも搭載できるようにした。東南アジアなど新興国向けの需要を見込む。

日本電産は各社に先駆けて19年4月にイーアクスルの量産を中国・浙江省の工場で始めた。現在生産しているのは高級セダン向けの最高出力150キロワットのタイプ。広州汽車集団子会社のEVなどに搭載されている。このほかタクシーなど一般的なセダン向けの最高出力100キロワット、コンパクトカー向けの同70キロワットタイプの2種類の量産を20~21年にかけて始める。

同社は電動化、電装化が進む車載事業を成長の柱と位置づけており、EV用駆動モーターはその中心となる製品だ。19~23年度までの受注見込みは中国や欧州の自動車メーカー、自動車部品メーカー向けにモーター単体も含め455万台まで積み上がった。30年には世界で販売されるEVの35%に同社製の駆動モーターが採用されることを目指す。

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