自賠責保険、16%前後引き下げ 3年ぶり

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2020/1/15 16:22
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自賠責保険料の引き下げは3年ぶり

自賠責保険料の引き下げは3年ぶり

自動車損害賠償責任保険(自賠責)の保険料が2020年4月から、平均で16%前後下がる見通しになった。自賠責保険料の引き下げは3年ぶり。安全装備の普及による事故の減少を反映する。自動車の保有者にとっては負担減になる。

自賠責は強制加入の自動車保険で、交通事故の被害者への賠償費を補償する。保険金は死亡事故で最高3000万円、後遺障害では同4000万円だ。年間4000万台弱の契約がある。

現行の自賠責保険料は自家用車で2万5830円(2年契約、沖縄・離島除く)で、保険料は単純計算で4000円程度安くなる。損保各社で作る損害保険料率算出機構で検討していた。

自賠責は利益や損失が出ないように運営されており、保険金支払いが減ると保険料を引き下げる必要がある。損保料率機構によると、自賠責の対象になった死亡事故の件数は14年度の3977件から18年度に3264件になった。安全装備の発達や普及により、今後も事故の減少による保険料の下げ基調が続きそうだ。

一方、任意加入の自動車保険の保険料は1月に損保大手4社(東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン日本興亜、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険)の平均で約3%上がった。19年10月の消費増税の影響があったほか、自動ブレーキなどの普及で修理単価が上昇しているため。

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