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香港キャセイ航空、従業員に1カ月間の無給休暇を提案

【広州=川上尚志】香港の航空最大手キャセイパシフィック航空が従業員に対し、無給の休暇を取得するよう提案していることが15日までに分かった。最長1カ月間の休暇を推奨しているという。香港では長引く抗議活動を受け旅客数が落ち込み、キャセイも航空便の運航本数を減らして対応している。ただ、人員が過剰で、対応策が焦点になっていた。現時点では人員削減の計画は無いとされるが、今後も厳しい経営状況が続きそうだ。

香港のキャセイパシフィック航空は旅客数の落ち込みを受けて国際便の減便に踏み切っていた=ロイター

香港紙のサウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)によると、キャセイは本社の従業員と、傘下のキャセイドラゴン航空のパイロットを対象に無給休暇の取得を提案したという。休暇の取得は強制ではないが、今後は他の部門にも提案を広げる可能性もある。

香港では政府に対する抗議活動が長期化し、香港を訪れる旅行者が大きく減っている。香港空港管理局によると、香港国際空港の2019年11月の旅客数は前年同月比16%減の約500万人で、19年8月から4カ月連続で2桁の減少となった。

キャセイは19年10月末から20年3月末までの「冬ダイヤ」で国際便の一部を運休したり減便したりしていた。さらに20年通年の輸送能力は前年比1.4%減らす計画だ。

香港ではキャセイに次ぐ航空会社の香港航空も2月にカナダのバンクーバーなど3路線を停止する予定だ。今後も抗議活動が続き旅客数が低迷すれば、航空各社の経営の一段の悪化が避けられない見通しだ。

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