河井前法相と妻・案里議員の事務所捜索 違法報酬疑惑

中国
2020/1/15 11:44
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広島地検による家宅捜索で、河井案里参院議員の事務所に向かう係官ら(15日午前、広島市)=共同

広島地検による家宅捜索で、河井案里参院議員の事務所に向かう係官ら(15日午前、広島市)=共同

自民党の河井克行前法相の妻で同党の河井案里参院議員の昨年7月の参院選を巡り、夫妻側が違法な報酬を支払ったとされる疑惑で、広島地検は15日、広島市にある夫妻の事務所を公選法違反の疑いで家宅捜索した。大学教授や地元の市民団体などが告発状を出していた。地検は既に選挙関係者への任意聴取を始めており、押収資料を分析し立件の可否を見極める。

夫妻を巡っては参院選で報酬が認められた車上運動員に対し、上限を超えた金額を支払った疑いが報じられた。案里氏が支部長の自民党支部が、陣営の一員として選挙運動をした男性会社員に対し、約86万円を支払った疑惑も出ている。

菅義偉官房長官は15日の記者会見で、夫妻に関し「自らの行動について説明責任を果たす必要がある」と述べた。

車上運動員に関する告発状では、参院選で案里氏が初当選するために案里氏と克行氏らが共謀したと指摘。経理担当者を使い、選挙カーでアナウンスする車上運動員13人に対し、日当として法定上限の1万5千円を超える3万円を支払ったなどとしている。

約86万円の支払い疑惑では、男性会社員が取材に対し「選挙前、克行氏から直接、支払いの申し込みがあった。選挙中に支持固めをしたことに対する支払いだと思っていた」と証言している。

克行氏は昨年10月、法相を辞任。夫妻は車上運動員の疑惑発覚後、開会中だった臨時国会での審議をすべて欠席し、2カ月以上公の場に姿を現していない。

案里氏は昨年12月上旬、適応障害のため約1カ月の自宅療養が必要との診断書を自民党幹部に提出している。〔共同〕

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