アマゾン 普段着の衣料PBを導入 日本でも独自商品を拡大

2020/1/21 18:00
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米アマゾン・ドット・コムが日本で、プライベートブランド(PB)を拡大している。新たにシャツやキャミソールなど普段着の衣料PBを導入した。アマゾンは2016年から日本で食品や日用品、衣料品のPB商品を増やし、ブランド数は計10種類に達した。米国に比べて少ないが、アマゾンの日本の売上高はイトーヨーカ堂を上回る規模になり、PB競争は激しくなりそうだ。

男女向け普段着のPB「アマゾン エッセンシャルズ」を昨年12月、日本に導入した。米国で扱う商品で、男性のスエットパンツ(1490円)、女性のタンクトップキャミソール2枚(1090円)などを販売している。素材や機能は異なるが、ユニクロの同じカテゴリーの通常価格を下回る商品も多い。衣料PBは男性用「グッドスレッズ」、女性用「アイリスアンドリリー」に続き、3つ目になる。

アマゾンは日本で09年に乾電池やパソコンの周辺機器などの世界共通のPB「ベーシック」を導入した。16年からは飲食料品のPB「ハッピーベリー」を皮切りにベビー商品、ペット用品とじわりと広げ、日用品は日本の大手メーカーとの共同開発も増える。PBの売上高や商品点数は非公表だが「品質や価格でイノベーションをもっと試していきたい」(アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長)と、品ぞろえの拡大に意欲的だ。

アマゾンの18年12月期の日本事業の売上高は約138億ドル(約1兆5000億円)で、総合スーパー大手のイトーヨーカ堂を上回った。米国ではPBで多様な衣料、アクセサリーや靴も販売している。日本での衣料PBは米国仕様が多く、まだ存在感は小さい。ただ今後、高まる販売力を背景に日本独自のPBが増えれば、シンプルなデザインの衣料分野の競争はさらに厳しくなりそうだ。

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