ビングループ、航空事業参入断念 供給過剰で

東南アジア
アジアBiz
2020/1/14 20:24
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【ニャチャン=大西智也】ベトナム複合企業最大手ビングループは14日、計画していた航空事業への参入を断念すると明らかにした。7月にまずは6機体制で事業をスタートする方針だった。撤退の理由について同社は「我々が参入すれば、航空業界が供給過剰になる可能性がある。(自動車などの)技術開発に経営資源を集中させる」と説明している。

ベトナムでは航空会社の参入が相次いでいる=ロイター

ビングループは不動産事業を中核とするベトナム最大の民間企業。19年夏に航空会社「ビンパールエア」を設立し、航空事業参入に向けた準備を進めていた。現地報道によると、航空機材は発注していなかったという。パイロット養成事業は引き続き進める。

ベトナムの航空業界は新規参入が相次いでおり、供給過剰が指摘されていた。ビングループは自動車などの製造業に経営資源を配分するため、不採算事業の撤退や事業縮小を急いでいる。

同社は19年6月に同国初の国産ブランド車の生産を始めたほか、スマートフォンの生産にも力を入れている。一方で、19年12月に主力事業の1つだったスーパーやコンビニなどの小売り事業を国内企業に譲渡するとともに、家電量販店事業からは撤退すると発表した。

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