Windows7のサポート終了 メーカーは買い替え促す
ウイルス感染リスク高まる

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2020/1/14 22:15
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「ウィンドウズ7」のサポートが終了する14日、家電量販店はパソコンを買い求める来店客の姿が目立った(東京都新宿区の「ビックカメラ新宿西口店」)

「ウィンドウズ7」のサポートが終了する14日、家電量販店はパソコンを買い求める来店客の姿が目立った(東京都新宿区の「ビックカメラ新宿西口店」)

米マイクロソフト(MS)の基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7」のサポートが14日、終了した。デルなどパソコン各社は新型への買い替えを促すが、現状では国内のパソコンの2割に上る約1400万台がウィンドウズ7を搭載したままだ。サポート終了後はコンピューターウイルスに感染するリスクが高まるといい、MSはOSの更新やパソコン買い替えを呼びかける。

日本MSによると、ウィンドウズ7を搭載した国内のパソコンは企業向けで753万台、個人向けで638万台ある。サポートが切れると更新プログラムを使えない。欠陥が修正されずサイバー攻撃を受けやすい。パスワードやデータの流出可能性も高まる。

既存パソコンに最新OSのウィンドウズ10を入れ更新することもできるが、古いパソコンは性能が劣ることもありメーカーは買い替えを促す。

デルは製品価格を割り引くキャンペーンを1月末まで延長する予定だ。富士通クライアントコンピューティングは、同社のパソコンを購入すればクラウドへのバックアップサービスを最大4カ月間無料にする。

レノボ・ジャパンや日本HPも公式ホームページ上でサポートの終了を知らせ、最新OSを搭載する自社パソコンへの買い替えを案内している。

電子情報技術産業協会(JEITA)によると、2019年4~11月期の国内のパソコン出荷台数は前年同期比で51.2%増の656万台と、サポート終了に伴う買い替え需要で市場が伸びた。

14日、ビックカメラ新宿西口店(東京・新宿)でNECパーソナルコンピュータ製ノートパソコンを購入した夫婦は「サポート終了を最近知り、焦って来た」と話した。販売員の谷口亮太氏は「連休は店員がひっきりなしに走り回るほど盛況だった。デスクトップ型から、置き場所を選ばないノート型に切り替える人が増えた」と説明する。

富士通クライアントコンピューティングの斎藤邦彰社長は「20年1~3月も買い替え需要が続く」とみている。積み残された約1400万台を中心に、買い替えが進みそうだ。

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