吉利の19年販売台数、1%増 ボルボ好調で補う

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アジアBiz
2020/1/14 16:26
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【北京=多部田俊輔】中国民営自動車最大手の浙江吉利控股集団は13日、2019年の新車販売台数が前年比1.2%増の217万8千台だったと発表した。中国市場を中心に吉利ブランドなどの乗用車を手掛ける吉利汽車が9.3%減と落ち込んだが、傘下の高級車ブランド、ボルボ・カー(スウェーデン)が9.8%増、プロトン(マレーシア)が55.7%増と伸びて補った。世界戦略が奏功した格好だ。

ボルボの販売をけん引する「XC60」

香港証券取引所に上場する子会社、吉利汽車の販売台数は136万1500台でグループ全体の6割強を占めた。販売台数の内訳をみると、中国経済の減速で主力の吉利ブランドが落ち込んだが、主に若者のカーシェア向けに開発したブランド「リンク・アンド・コー」が6.4%増の12万8600台と好調だった。

ボルボの販売台数は70万5400台だった。乗用車とSUV(多目的スポーツ車)を融合させたクロスオーバー「XC60」やSUV「XC40」などが欧州や北米で好調だった。販売台数は吉利が買収した10年と比べ約2倍となり、6年連続で過去最高を更新した。

吉利が49.9%を出資するプロトンの販売台数は10万800台だった。吉利汽車が開発した車両をベースにしたSUVが好調だった。一方、英高級車ロータスの販売台数は公表しなかったが、売上高は12%増えた。

吉利グループ全体の20年の販売台数目標は公表していない。吉利汽車では4%増の141万台を狙う。中国市場の低迷が続く見通しのため、ボルボやリンク・アンド・コーなどの海外事業を拡大してグループ全体の成長をめざす。

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