FCA、「ジープ」が好調 20年国内販売で最高狙う

自動車・機械
ヨーロッパ
2020/1/14 16:15
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欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の日本法人は14日、2019年の日本市場での販売台数が過去最高だったと発表した。多目的スポーツ車(SUV)人気を追い風にして、米ジープが販売を底上げした。20年も人気モデルを中心に積極投入する方針で、前年実績を上回る高水準の販売をめざす。

2020年の見通しについて話すFCAジャパンのポンタス・ヘグストロム社長(14日、東京都港区)

FCAジャパンによると、同社が扱うジープ、イタリアのフィアット、アルファロメオ、アバルトの計4ブランドの19年の販売台数が、18年比9.9%増の2万4666台だった。

16年以降、4年連続で過去最高となった。消費増税や台風などの影響もあり、国内全体の輸入車販売は前年割れとなったが、それぞれのブランドの人気が根強く、全体でプラスを維持した。

そのなかでもジープがけん引役となっており、同社の販売の半数以上を占めている。19年は16.3%増の1万3360台。6年連続でのプラスで、過去最高の売れ行きだった。急成長を支えるのが18年末に11年ぶりにモデルチェンジして投入した大型SUV「ラングラー」だ。ジープ販売のうち4割弱となる約5000台を売り上げた。

20年の販売戦略については、各ブランドでの好調モデルを中心にして限定車を投入する計画を明らかにした。ポンタス・ヘグストロム社長は「(限定車投入などで)20年も成長する準備はできており、楽観的にみている。さらに販売台数の最高記録を更新していきたい」と意気込みを示した。

19年末に、FCAは「プジョー」を傘下に持つ仏グループPSAと経営統合することで合意した。日本でのビジネスに対して、「2社がどのように統合するかによっても変わってくる。現段階では何ともいえない。ただPSAも日本で成長しており、2つの成功しているグループが統合するのはとても喜ばしい流れだ」と述べた。(為広剛)

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