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ラジオ放送でデジタルサイネージに災害情報、実証実験

日経クロステック

TOAは2020年1月17日、神戸市の地下街2カ所で「ラジオ放送と放送設備・デジタルサイネージを連携させたシステム」の実証実験を実施する。災害に強いラジオ放送にID信号を埋め込み、施設内の放送設備およびデジタルサイネージを起動することで、インターネット回線が切断された状態でも災害情報を配信できることを確認する。

TOAは、今回の「ラジオ放送と放送設備・デジタルサイネージを連携させたシステム」を神戸市とラジオ関西(ラジオ関西プロダクツ)、日立ケーイーシステムズ(千葉県習志野市)と開発した。

開発システムは、ラジオ放送の音源にID信号を埋め込み、各施設の放送設備を起動する。放送設備とデジタルサイネージを連携させることで、音声放送に連動した画像や文字情報を表示する。聞き逃しを防ぐとともに、耳の不自由な高齢者・難聴者にも情報を届けられる。多言語放送(日、英、中、韓国語)に対応し、訪日観光客や外国人居住者にも情報伝達できる。

神戸市は、ハーバーランドを含む神戸駅周辺地域において「神戸駅周辺地域防災計画」を策定し、地域の事業者間の連携も含めて津波防災に取り組んでおり、毎年1月17日には津波避難の誘導訓練を実施している。今回の実証実験は、この訓練のなかで実施する。加えて、津波発生時には同様の被害が想定される三宮地下街「さんちか」でも同時実施する。

TOAおよび実証実験で連携する各社は、今回の検証を通じて、システムや配信するコンテンツなどを改善していき、災害対策を必要とする地方自治体や公共交通機関、大型商業施設などへの提供を目指す。

(日経 xTECH/日経ニューメディア 田中正晴)

[日経 xTECH 2020年1月10日掲載]

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