リビア停戦合意へ「前進」、モスクワで和平協議

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中東・アフリカ
2020/1/14 2:45 (2020/1/14 4:49更新)
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【モスクワ=小川知世】内戦で国家分裂状態にある北アフリカの産油国リビアのシラージュ暫定政権と、対立する有力軍事組織「リビア国民軍」(LNA)の代表が13日、モスクワでロシアとトルコによる停戦協議に参加した。協議後に記者会見したロシアのラブロフ外相は停戦合意文書の署名を双方に働きかけ、停戦に向けて「一定の前進」があったと述べた。

ロシアのラブロフ外相(右)とトルコのチャブシオール外相=ロイター

協議はロシアとトルコの外務・国防閣僚会議(2プラス2)にあわせ、両国とリビアの対立勢力の代表がそれぞれ接触する形で開かれた。暫定政権のシラージュ首相は停戦合意文書に署名した。LNAのハフタル司令官は14日朝までに検討するとして猶予を求めた。インタファクス通信によると、シラージュ氏とハフタル氏による公式な直接会談はなかった。

リビア内戦でロシアはLNA、トルコは暫定政権を支持する。ロシアとトルコは8日に首脳会談し、内戦の全当事者に12日からの停戦を呼びかけることで歩み寄った。停戦合意の署名で長期的な停戦の確立を目指す。

ロシアはリビアでの権益拡大をにらみ、停戦を主導して中東で存在感を高める狙いとみられる。トルコ軍が1月上旬にリビア派兵に乗り出し、難民流入などに苦慮する欧州は懸念を強めていた。ロシアは12日にドイツと首脳会談し、停戦へ連携を確認した。フランスやイタリアなど関係国の首脳とも相次いで電話会談し、和平をリードする立場を打ち出している。

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