イラン革命防衛隊司令官「自分も死にたかった」
ウクライナ機撃墜で謝罪

イラン緊迫
中東・アフリカ
2020/1/14 0:00
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革命防衛隊のサラミ司令官(2019年11月、テヘラン)=Sipa・AP

革命防衛隊のサラミ司令官(2019年11月、テヘラン)=Sipa・AP

【ドバイ=木寺もも子】イラン革命防衛隊のサラミ司令官は12日、国会でウクライナ国際航空の旅客機を誤って撃墜した経緯を説明し、謝罪した。「米軍が巡航ミサイルを発射したとの情報があった」などとして、判断ミスが起きた理由を説明した。当初、誤射を認めなかったのは情報の精査に時間がかかっていたためで、隠蔽の意図はなかったとも釈明した。

サラミ氏によると、首都テヘランの防空システムの操作員が旅客機を米軍のミサイルと誤認し、撃墜した。サラミ氏は「操作員は脅威が差し迫っていると考えた」と説明した。司令部と連絡が取れなかったため、許可を取らずに撃墜を決断したという。

犠牲となった乗客の大半はイラン人やイラン系のカナダ人らで、サラミ氏は「自分も旅客機に乗って同胞のイラン人たちと共に燃えてしまいたかった」と反省の念を述べた。

撃墜の責任について「いかなる処分の決断にも従う」と述べた一方「愛する国を米国から守ることで償いたい」「米国との戦いは終わっていない」とも述べた。

8日に起きた墜落について、イランは当初、機体の不具合が原因だと主張し、誤射を認めたのは11日になってからだった。その理由については専門家の現場調査や精査に3日間を要したとして「隠蔽する意図は決してなかった」と主張した。

イランは旅客機を誤って撃ち落とす直前の8日未明、イラクにある米軍駐留拠点2カ所を空爆した。これについてサラミ氏は「敵兵(米軍)を殺害するつもりはなく、施設を破壊して狙い通りの場所を攻撃できる自分たちの優位性を示したかった」とも述べた。

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