イラン革命防衛隊、民間機撃墜で謝罪「最高レベルの警戒態勢下で誤射」と釈明

イラン緊迫
中東・アフリカ
2020/1/13 17:54
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【ドバイ=木寺もも子】イラン革命防衛隊のサラミ司令官は12日、首都テヘラン周辺で起きたウクライナ機撃墜の経緯について「我々は過ちを犯した。人生でこれほど恥ずかしかったことはない」と国会で述べ、謝罪した。誤射は米軍からの攻撃に備え「最高レベルの警戒態勢にあった中で起きた」とも釈明した。

革命防衛隊の航空部隊を率いるハジザデ司令官によると、8日未明にイラクにある米軍駐留拠点を攻撃した後、革命防衛隊は反撃に備えて極度の緊張状態にあった。同日午前6時ごろにウクライナ機を米軍の巡航ミサイルと誤認した防空システムの操作員は、通信の障害のため司令部と連絡が取れないまま、10秒ほどの時間で独断で撃墜を決断したという。

ハジザデ氏は米国との緊張が緩和するまでイラン国内で民間機の飛行を禁止すべきだと求めていたが、認められなかったことも明らかにした。どの機関に要請したかは明示しなかったが、革命防衛隊内部や関係省庁との間で意思疎通が円滑に行われていなかった可能性が高い。

ハジザデ氏によると、革命防衛隊は8日のうちに誤射を認識していた。だが、イランは誤射の可能性を指摘する欧米に「真っ赤なウソだ」などと反発し、事実を公表したのは11日になってからだった。戦争につながりかねない軍事行動の独断やその後の混乱を受け、ミスを犯した革命防衛隊をイラン政府が十分に統制できていないとの見方も広がっている。

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