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イランで撃墜巡りデモ 最高指導者の退陣要求も

【ドバイ=木寺もも子】イランの首都テヘランで11日夜、同国政府がウクライナ機撃墜を認めたことを受け、少なくとも数百人が参加する抗議デモがあった。イランのファルス通信は参加者数を千人と伝えた。イラン政府は当初、墜落は事故だと説明していたが、デモ参加者は「嘘つきには死を」などと叫び、最高指導者ハメネイ師の退陣を求める声も上がった。

デモ参加者は、ウクライナ機の犠牲者を悼むためテヘランの大学の近くに集まった。道路をふさいだため、警察に解散させられた。その際、催涙ガスが使われたとの情報もある。同様なデモはシラーズ、イスファハンなど地方都市でもあった。

一方、英政府は同国の駐イラン大使が11日に短時間拘束されたと発表した。イランでの報道によると、大使が「デモをあおった」ためだ。ラーブ英外相は「(大使は)根拠もなしに拘束され、国際法違反だ」とイランを非難する声明を出した。

イラン政府はウクライナ機の撃墜を誤射だったと説明している。同機は8日、テヘランの空港を離陸した直後に墜落した。乗員と乗客の合わせて176人は全員死亡した。犠牲者には多数のイラン人も含まれていた。

イランでは2019年11月、ガソリン価格の引き上げをきっかけに各地で抗議デモがあり、治安部隊との衝突で多数が死傷した。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは死者を300人超とみている。だが、3日に米軍がイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官をイラクで殺害したことで、一般市民にも愛国的な機運が高まっていた。

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