焼けた工場から再起 創業の地・神戸で前向く
阪神大震災25年 時計の針を進めて(1)
[有料会員限定]
1月17日、阪神大震災から四半世紀を迎える。深手を負った地場産業は苦難の復旧・復興期を乗り越えて新たな道を歩み始めた。記憶が風化する中で、都市直下型地震の経験の継承に努める人たちもいる。人々の25年とこれからを伝える。
神戸市兵庫区の松本地区にある川池公園は濃厚なソースの香りに包まれた。2019年10月6日の日曜日の昼、仮設テントで焼きそばなどを振る舞ったのは、神戸市の老舗メーカー、オリバーソース...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り2249文字