韓国検察、大統領府を捜索 地方選への介入疑惑

朝鮮半島
2020/1/10 20:19
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【ソウル=共同】韓国検察は10日、2018年の韓国南東部・蔚山市長選に大統領府が不正に介入したとの疑惑を巡り、大統領府の地方行政担当部署の家宅捜索に乗り出した。大統領府は「見せしめ捜査だ」と批判した。韓国政府が検察幹部の刷新人事を発表して以降も、検察は大統領府への追及の手を緩めず両者の亀裂は広がっている。

韓国の大統領府=ロイター

韓国法務省は8日、最高検の部長やソウル中央地検トップら検察幹部32人を交代させる人事を発表。秋美愛法相は「最もバランスのとれた人事」と評価しているが、政権と対立する尹錫悦検事総長の側近や大統領府の不正疑惑の捜査を指揮していた検察幹部が「左遷人事」(保守系紙)の対象となり波紋を広げた。

「捜査妨害だ」と反発する保守系最大野党「自由韓国党」は、手続きを逸脱した不当な人事だとして秋氏を職権乱用容疑で検察に刑事告発し、国会への弾劾訴追案の提出を目指している。

検察も10日、蔚山市長選で当選した与党系の現市長の公約立案に大統領府の職員が不正に関わったとみて、政権への捜査を加速化。検察は大統領府が現市長に有利になるよう野党系の前市長周辺の不正情報を警察に流した疑惑も調べており、4月の総選挙をにらみながら政権と検察の攻防は激しさを増している。

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