新潟県、外国人患者の治療に遠隔通訳 14病院が参加

2020/1/10 19:28
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新潟県は14日から、医師と外国人患者のやりとりを遠隔地から通訳する「遠隔医療通訳」の実証実験を始める。医師が症状や診断結果を伝える際に、専門知識を持つ担当者がテレビ電話で遠隔地から通訳する。外国人観光客が増えるなか、病気やケガで医療機関を訪れる外国人患者も増えている。実証実験で効果を検証したうえで、本格導入を検討していく。

インターネットを介した医療通訳を手掛ける日本医療通訳サービス(大阪市)と提携する。専門的な技術や知識のある医療通訳士が通訳する。県内の14病院が参加し、3月13日まで実施する。

タブレットなどを使ったテレビ電話通訳は、英語や中国語、スペイン語など5カ国語に対応する。言語を選択すると、対応できる医療通訳士につながる。

県内ではウインタースポーツを楽しむ外国人観光客が増え、冬場を中心にケガなどで治療を受ける人も増えている。スキー場の多い妙高市では2018年度の外国人患者数が280人と16年度に比べて3倍に拡大した。しかし、中山間地の病院などでは医師不足も深刻で、医療現場での多言語対応などが課題となっている。

今回の実証実験は県が実施した「若手職員による政策提案推進事業」の一つ。各病院での利用実績や効果などを踏まえて、今後の本格導入を検討していくという。

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