2019年の埼玉県内倒産、19件減・帝国データバンク

2020/1/10 19:15
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帝国データバンク大宮支店が発表した2019年の埼玉県内企業の倒産件数は18年に比べて19件少ない329件だった。負債総額は2.9%増の570億8900万円。10億円以上の大型倒産も10件発生した。

倒産の主な要因をみると販売不振が8割以上を占め、同支店では粉飾決算などを含む放漫経営も10件あったとしている。

負債額が大きかったのは手芸用品販売のサンヒットが約81億円で、やきとりチェーン運営のひびき(同約77億円)、建築工事の開成コーポレーション(同44億円)が続いた。上位3社はいずれも10年前後の長期間にわたって粉飾決算を繰り返していたという。

15年以降は倒産件数が350件前後で横ばい推移していたが、19年はやや減少した。ただ、同支店の景気動向調査によると埼玉県内企業の景況感を示す指数(景気DI)は悪化が続いており「景気は下降局面に入っている」(同支店)。倒産状況への影響は20年以降に表れるとみている。

金融機関の支援姿勢の変化も指摘する。返済猶予など、09年施行の金融円滑化法に伴う金融機関の柔軟な対応は倒産件数の抑制に寄与したが、同支店は「企業の資金調達環境も変わっていく。今後の倒産件数は減少傾向をたどるとは想定しづらい」と話す。

集計基準の異なる東京商工リサーチ埼玉支店によると19年の倒産件数は329件、負債総額は582億8200万円だった。

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