イオン次期社長、デジタル戦略「リアルの強み生かす」

2020/1/10 18:42
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イオンの社長に昇格する吉田昭夫副社長

イオンの社長に昇格する吉田昭夫副社長

イオンの吉田昭夫次期社長は10日、社長交代の記者会見で、小売業を含めてあらゆる産業でデジタル化が進むなか、「もはやオンラインとリアルは対抗軸ではない」と述べた。デジタル化が進んでもイオンモールの来店客数が落ちていない現状に触れて「オンラインからリアルにも来たいと思ってもらえるかが重要だ」と指摘。「シームレスにつながる中でリアルの場をもつ強みを出していく」と強調した。

吉田氏は現在はイオンモールの社長を兼任しており、人材育成を重視するとした。吉田氏は「本部の指示を待つのではなく本部に要請をする、逆流ができる組織にしないといけない」と語った。

岡田元也社長もイオンが売上高で8兆円超の大企業となった中で「中堅の30~40代でも非常に細分化した仕事をしている」と課題を語った。その上で「イオンの良さは起業家精神。イオングループの中だけは流動的でそういう経験ができる。疑似空間をグループにつくりたい」と語った。

岡田社長の在任23年間で進めたことが郊外型の大規模商業施設「イオンモール」の積極出店だ。岡田社長は「今後はモールの中身はどんどん変わる」とし、「重要なことはイオン自身が地域のへそになるという覚悟をはっきりと持つことだ」と強調した。

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