ソフトバンクG孫氏、インドネシア新首都に投資表明
金額には言及せず

2020/1/10 14:14
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10日、ジャカルタでジョコ大統領との会談後に取材に応じるソフトバンクグループの孫正義会長兼社長

10日、ジャカルタでジョコ大統領との会談後に取材に応じるソフトバンクグループの孫正義会長兼社長

【ジャカルタ=エルウィダ・マウリア】ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は10日、インドネシアのジョコ大統領と会談し、同国の首都移転計画に投資する意向を示した。「新たに投資する」と明らかにしたものの、金額には言及しなかった。ソフトバンクGや投資先の持つ人工知能(AI)などを活用し、最先端のスマートシティーづくりに協力する考えだ。

孫氏は訪問先のジャカルタで記者団に「AIや最新技術を使った新たなスマートシティーについて(ジョコ氏らと)議論した」と話した。具体的な投資額は決まっておらず、「様々な可能性を議論している」とした。

ソフトバンクG幹部は日本経済新聞の取材に「機関決定している話ではなく、(投資の)具体案も出ていない」とし、構想段階であることを強調した。現地の一部報道では、新首都に10兆円規模の巨額投資を表明するとも伝えられていた。

会談にはジョコ氏の腹心であるルフット海事・投資担当調整相やソフトバンクGが出資する配車大手、グラブ(シンガポール)のアンソニー・タン最高経営責任者(CEO)らも参加した。

孫氏は昨年7月にもジョコ氏やルフット氏らと会談し、出資先のグラブがインドネシアに5年間で20億ドル(約2200億円)を投資すると表明していた。孫氏によると、新首都向けの投資は、グラブのこの案件とは別に実施する意向という。

ジョコ政権は首都を人口過密で洪水被害なども多発する現在のジャカルタから、ボルネオ(カリマンタン)島東部に移転することを閣議決定した。2024年にも移転を始める計画で、首都移転のマスタープランづくりを進めている。計画の素案によれば、首都移転には3兆円を超える費用がかかり、民間企業からの投資の受け入れも検討している。

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