キンメモドキの発光、ウミホタルの酵素利用 中部大など解明

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科学&新技術
2020/1/9 22:54
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中部大学の大場裕一教授らは9日、名古屋大学などと共同で、暗闇で光る魚「キンメモドキ」が食べたエサに含まれる発光酵素を使って光ることを突き止めたと発表した。食物の中に含まれる酵素を体内で再利用する動物が見つかるのは初めて。多様な動物を生んだ進化の研究に役立ちそうだ。

キンメモドキは腹側の数カ所が青く光る=中部大の大場教授提供

キンメモドキの腹側が発光した様子=別所-上原学氏提供

研究チームは、キンメモドキから発光酵素を取り出して構造を解析した。捕食している発光生物のウミホタルの酵素と同じだとわかった。ウミホタルを与えないと発光が弱まるほか、ウミホタルの種類を変えると魚の体内から見つかる酵素も食べたウミホタルのものに変化した。

通常、食べた酵素が体内で働くことはない。酵素はたんぱく質でできており、胃などで分解されるためだ。この魚の発光器官には胃や腸とつながる管があり、消化した食物から発光酵素を取り出して発光器官に送る仕組みがあるとみられる。研究チームは詳しい仕組みの解明を目指す。

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