中国物価、19年は2.9%上昇 豚肉高騰、8年ぶり上昇幅

米中衝突
貿易摩擦
中国・台湾
2020/1/9 11:36
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【北京=原田逸策】中国国家統計局が9日発表した2019年の消費者物価指数(CPI)は前年比2.9%上昇した。上昇幅は前年より0.8ポイント拡大し、11年(5.4%上昇)以来、8年ぶりの大きさだった。アフリカ豚コレラ(ASF)のまん延により、庶民の食卓に欠かせない豚肉が高騰したのが響いた。

アフリカ豚コレラのまん延が豚肉高騰の原因(遼寧省大連市)

19年12月のCPIは前年同月比4.5%上昇した。上昇幅は11月から横ばいだった。

年間のCPI上昇の主因は豚肉の高騰だ。年間平均で18年より42%も上昇した。ASFにより豚の飼育頭数が減り、夏場から豚肉の需給が引き締まった。外国産豚肉の輸入拡大もあって足元では高騰は一服するが、ASFは収束していない。価格が今後も安定するかどうかはまだ見通せない。

一方、19年通年の卸売物価指数(PPI)は前年比0.3%下落した。下落は16年(1.4%下落)以来、3年ぶりだ。米中貿易戦争による製造業の不振で工業素材が値下がりした。業界別では自動車、パソコン・通信機器、紡績、化学などの値下がりが目立った。

19年12月のPPIは前年同月比0.5%下落し、下落幅は11月より0.9ポイント縮小した。

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