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イランのボーイング737墜落事故、エンジン火災原因か

テヘラン近郊のボーイング「737-800」型機の墜落現場(8日)=ロイター

【ラスベガス=中山修志】米ボーイングの小型旅客機「737-800」型機がイランの首都テヘランで墜落した事故で、同社は8日「悲劇的な出来事であり、航空会社と連絡を取って遺族を支援する」と声明を出した。イラン当局はエンジン火災が原因となった可能性を示唆したが、事故の詳細は分かっていない。

墜落したのはウクライナ国際航空が運航するテヘラン発キエフ行きの「752便」。テヘランの空港を現地時間8日午前6時すぎに離陸し、直後に墜落した。乗員乗客合わせて176人全員が死亡したもようだ。

ボーイングの広報担当者は「引き続き情報を収集中だ」と述べた。ただ、イラン当局が事故機から回収したブラックボックスをボーイングや米当局に引き渡すことを拒否しており、事故原因の究明には時間がかかる可能性がある。

ウクライナ国際航空が保有する事故機と同型のボーイング機

米ブルームバーグ通信などによると、イラン当局は事故について「技術的な問題」との見方を示し、エンジン火災の可能性が高いと発表した。イランによるイラクの米軍駐留基地への攻撃との関連は否定した。

事故原因の調査には1年以上かかるケースもある。米メディアは「イラン当局が原因を技術的な問題とした根拠は不明だ」と指摘している。

737-800は「737NG」と呼ばれるシリーズで、2018~19年に2度の墜落事故を起こして運航停止となった「737MAX」の旧モデル。MAXの事故原因とされる制御システムは搭載していない。航空機情報の専門サイトによると、墜落したのは16年7月に納入された比較的新しい機体という。

墜落事故が嫌気され、8日の米株式市場でボーイング株は前日終値比で一時2%安となった。仏企業との合弁会社で航空機エンジンを納入するゼネラル・エレクトリック(GE)株も一時2%安と売られた。

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