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19年の中国の日本車販売、初の500万台超 トヨタは日中逆転

【広州=川上尚志】日系メーカーの中国での2019年の新車販売台数が18年比で約4%増え、初めて500万台を超える見通しになった。トヨタ自動車ホンダが過去最高で全体をけん引。トヨタは日系メーカーで11年ぶりに首位になった。中国全体の新車市場の縮小が続くなかでトヨタとホンダの好調ぶりが際立つが、勢いを持続できるか不透明感もある。

主要4社のほかに近く実績を公表する予定の三菱自動車を加えると、日系メーカーの19年の中国販売は18年比で4%程度多い510万台近くになったもようだ。19年に519万台だった日本の新車市場の規模に迫る。

トヨタが8日発表した19年の新車販売台数は18年比9.0%増の162万700台だった。高級車ブランド「レクサス」が25%増の約20万台と大きく伸び「カムリ」など主力車種も堅調で、日本の新車販売台数(160万9567台、トヨタとレクサスブランドの合計)を上回った。中国での日系メーカーの新車販売は日産自動車が09年からトップを保ってきたが、トヨタは08年以来の首位に返り咲いた。

ホンダは8.5%増の155万4433台だった。「シビック」の販売が過去最高の約23万台になるなど、主力車種の売れ行きが好調だった。

一方、日産は1.1%減の154万6891台だった。「エクストレイル」など多目的スポーツ車(SUV)は堅調だったが、低価格帯の中国専用ブランド「ヴェヌーシア」が苦戦。小型トラックなども落ち込んだ。マツダは16.4%減の22万7750台で2年連続のマイナスだった。

中国全体の新車需要は景気の減速などを背景に落ち込みが続き、19年の販売台数は2年連続で前年実績を割り込み、1割近い減少幅だったもようだ。米国勢や中国独自ブランドの多くが苦戦している。その中でトヨタやホンダは値ごろ感や品質への支持が広がった。

ただ足元では一部で勢いが落ちている。19年12月の販売台数は、ホンダが10カ月ぶりに前年実績を下回り、日産も4カ月連続でマイナスだった。20年の販売目標について、ホンダは具体的な数値は非公表だが「19年実績を上回る規模を目指す」という。トヨタと日産、マツダは今後策定する。

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