日米貿易協定発効、食卓に恩恵 ヨーカ堂が牛肉セール

小売り・外食
2020/1/8 17:14
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イトーヨーカ堂は米国産牛肉などの「還元セール」を始めた(東京都江東区のイトーヨーカドー木場店)

イトーヨーカ堂は米国産牛肉などの「還元セール」を始めた(東京都江東区のイトーヨーカドー木場店)

日米貿易協定が1日発効され、米国産牛肉などの関税が引き下げられたことを受け、総合スーパーのイトーヨーカ堂は8日、米国産牛肉やオレンジなどの「還元セール」を始めた。13日まで全国の約130店で実施し、ステーキ用牛肉などを1~2割程度安く販売する。イオンリテールも9日から同国産牛肉を平均で1割ほど値下げする。セールで認知度を高め、消費を喚起したい考えだ。

ヨーカ堂のセールでは、関税が下がった牛肉や豚肉、オレンジの計8商品の価格を1~2割安くする。牛肉の「アンガスビーフ肩ロースステーキ用」は100グラム当たり192円に設定した。イトーヨーカドー木場店(東京・江東)でステーキ用牛肉を購入した女性客(51)は「値段の安さに引かれた。消費増税で日用品などが高くなっているので、家計の負担を和らげられる」と話した。

米国産オレンジも価格を1~2割程度安く販売する

米国産オレンジも価格を1~2割程度安く販売する

協定発効で日本が米国産牛肉にかけていた38.5%の関税は1日から26.6%になった。仕入れコストでみると数%安くなったようだ。ヨーカ堂で精肉の仕入れを担当する市岡善男さんは「協定発効の認知度が高まれば消費喚起を期待できる」と話す。セール期間の牛肉全体の売り上げで前年同期比1割増を目指す。今後、現在は牛肉の3割程度という米国産の構成比が4割程度まで高まると見込んでいる。

イオンリテールも9日から当面、米国産牛肉商品を値下げする。「関税引き下げのメリットを還元し、世界各地の食材をお求めやすい価格で提供したい」(同社)としている。牛肉の関税は今後も引き下げられ、33年度には9.0%になる。

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