静岡・川根本町で観光・農業ビジネス 企業などが新会社
静岡県川根本町で観光や農業を事業化しようと、同町にサテライトオフィスを構える企業などが共同会社KAWANEホールディングスを設立した。第1弾としてユズ商品を製造・販売する子会社を月内に設立する。パウダーなどの加工品事業を本格化して街おこしの起爆剤にする。
インドIT企業大手の日本法人ゾーホージャパン(横浜市)の元社長の迫洋一郎氏や経営者向けメディアを運営する経営参謀(東京・新宿)、地元のNPOが協力する。
2017年にゾーホージャパンが拠点を設けて以来、川根本町ではサテライトオフィスを構える民間企業が行政や地元のNPOと協力して、特産の茶や大井川鉄道を活用した新事業の創出に取り組んできた。今回の会社設立で、こうした活動を社会貢献からビジネスにつなげる考えだ。